岩国城の行き方と見どころ|錦帯橋から天守までの観光モデルコース

山陽道の城

岩国城はどんな城か

山口県岩国市にあるお城です。岩国市は日本三名橋に数えられ、名勝指定されている5連の木造アーチ橋「錦帯橋」で有名なところです。錦帯橋を観光で訪れると、橋の右側山上に岩国城の天守を遠望することができます。橋を渡っての岩国城への訪問ルートが整備されていますので、初めての岩国城は錦帯橋と一体で楽しむべきところです。

現在みられる岩国城天守について
私が訪問した岩国城天守は、資料に基づいて再建された復興天守です。再建された位置も眺望のために過去存在した場所から数十メートル離れていますが、天守を載せていた石垣(天守台といいます)が現地に残されており現地で見学することが可能です。

岩国城へのアクセス方法

城へのアクセス
岩国城に行くには、JR岩国駅から錦帯橋方面行きのバス(いわくにバス運行系統:21・22・26 防長交通運行系統:12 所要時間:約15分)に乗って「錦帯橋」のバス停で下車後、徒歩約15分で岩国城行のロープウェイ駅に着きます。自家用車の場合は山陽自動車道「岩国IC」から約10分で駐車場へ到着します。錦帯橋下河原駐車場が広くて、一目で城と橋の景観を楽しめますので、こちらの利用をお勧めします。


錦帯橋からロープウェイ駅へ
錦帯橋から徒歩で13分くらいでロープウェイ駅に着きます。岩国城へ向かうには、錦帯橋を渡り、吉香公園内にあるロープウェイにのって城山山頂へ移動後に天守に向かうのが一般的なコースになっています。錦帯橋+ロープウェイ(往復)+岩国城で別々に料金を取られますので、セット料金がお得となっています。(2025年12月現在 大人 セット割引券 970円 子供460円 錦帯橋入口券売所で購入できます)
このロープウエーは9時から17時まで15分間隔で運行されているようです。

ロープウエーで山上へ
岩国城は山城です。歩いて登城するのはもちろん可能ですが、ロープウエー利用は、体力を使わず素晴らしい眺望が徐々に開けていくのを楽しめますので、家族連れや登山が趣味でない方は利用した方が良いと思います。山上の駅から本丸に向かう途中で大釣井という井戸跡を見ることをできますが天守までは若干(数分程度)の歩きが必要です。

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岩国城観光のモデルケース(錦帯橋と城のみ)

岩国城と錦帯橋観光の所要時間
錦帯橋から岩国城天守に入り、駐車場又はバス停に戻るまで通常2時間程度があればよいと思います。錦帯橋体験は川を渡るだけなので往復数分程度で終わりですが、城へのロープウエーの待ち時間や寄り道の有無次第で所要時間が変わります。錦帯橋を最初に渡ると吉香公園という広いエリアに入ります。この公園は横山山頂の城に対し城主と重臣が平時を過ごす「御土居」という居館跡を公園整備したものです。錦雲閣という文化財や武家屋敷・水堀等の風情を楽しむことができます。また、「岩国シロヘビの館」という施設がロープウエー駅の近くにあります。私はヘビは苦手なのでスルーしましたが、この吉香公園の滞在時間の長さで予定も影響されると思います。

体力・服装の注意点
城のある横山や吉香公園を歩くと歩行距離は長くなります。アーチ橋の錦帯橋の上下往来もあるので、長距離の散策に耐えられる脚力が必要で、履き慣れた靴を使用するなど疲労の軽減に努めましょう。高齢者等の体力に不安があるご家族と共に行動する方は、適度な休息や運動靴、真夏日は薄着・真冬日の厚着などに留意すると良いと思います。その場合、1人だと通常2時間程度の予定が半日くらいの時間を要するかもしれません。

吉香公園内の「お土居」の水堀と錦雲閣をみる。
錦帯橋を渡り終え吉香公園から横山方面(岩国城)を見る。写真の通り公園は結構広くロープウェイ駅まで結構歩くので季節に合った服装や歩きやすい靴など気を付けて観光してください。

岩国城天守からの眺望と城の見どころ

ロープウエイ駅から、案内に従って舗装された道路沿いに天守の方に向かいます。水の手曲輪の井戸跡を見学し程なく歩いたら、天守のある本丸に入れます。本丸入り口の角にある大きな四角形の石垣が目につきます。岩国城の天守台です。かつての本物の天守はこの上に建っていました。石垣の上部は破壊されたところを復旧されていますが、建物が載ってなくても中々の見ごたえがある史跡となっています。

本丸虎口(入り口)にある岩国城天守台。この上にかつては4重6階の天守が建てられていました。実物は、なかなかの迫力。見ごたえがあります。
真横から見た岩国城天守台です。現在ある復興天守の位置からは数十メートルしか離れていませんが、錦川から少し奥側にあるので錦帯橋から天守が良く見えないため、この上には復興天守が建てられなかったそうです。

天守台の石垣は、直線的で勾配も緩いのですが結構な高さもあり大きな石も積もれています。こんな山中に、これだけの重量の石を集めて積んでいった労力が偲ばれます。ひとしきり天守台を鑑賞したら、現役の天守に入館します。

この天守は古図を参考に昭和37年に鉄筋コンクリートで復興されたものです。

天守からの眺望
復興天守の中は、資料館になっていて岩国城の歴史や武具などを鑑賞できるようになっています。
内部はエレベーターこそないものの、現存天守のような急階段を登らなくていいので、比較的安全に上り下りできます。
この建物の最高の見せ場は、最上階からの景色です。麓の錦帯橋はもちろんですが、遠く瀬戸内海まで見下ろすことができます。山上駅から歩いて階段を登ってきた疲れも飛んでしまいます。

天守からの眺望① 錦帯橋とその周辺です。橋の右横に見える駐車場に自家用車を止めて、ここまで歩いてきました。
天守からの眺望② 視界を少し上にすると瀬戸内海を見ることができます。海路の交通や敵兵の移動を監視するのに山の上に城を築くのが都合が良いのが良く理解できます。

最上階の展望室は四方を廻れますが、錦川が城のある横山を三方向からシロヘビがとぐろを巻いているように囲っているのが確認できました。つまり川が防御ラインでお堀の役割を果たしているということです。山と海と川と城下町が織りなす風景は価値があります。

天守内の展示物と最上階の展望を楽しんだ後は、外に出て写真撮影を行います。ポイントは案内板に従い二の丸に降りて天守の撮影を行うと新規の天守台の上に乗った天守の堂々とした写真が取れます。

二の丸から撮った天守。本丸からだと天守が石垣の上に載っていないので雰囲気がいまいちですが、二の丸の位置からなら、石垣の上に堂々と立つ天守の姿を見上げる写真を撮ることができます。

また、岩国城は築城後すぐに江戸幕府の命で破壊されており、築城当時の石垣があまり残されていませんが、石垣に興味のある方は、二の丸から少し降りた位置にある北の丸へ向かう周辺散歩道を歩くと城内に残された高石垣を見ることができます。

岩国城の破壊されなかった高石垣を左方に見ます。城内には案内図や案内板もあるので、注意しながら歩きましょう。

周辺を散策したら、案内板に注意して山上のロープウエイ駅に戻ります。ロープウエーの運行時間は17時までのようですので、午後遅く訪問された人は山上駅へ戻る時間は注意が必要ですね。

帰りは吉香公園を少し散策して水堀と錦雲閣を間近に見学し、お土産店でソフトクリームをいただいて帰りました。

吉香公園では城郭建築のような錦雲閣という仏棟を間近に見学できます。