彦根城(滋賀県彦根市)は、国宝に指定された現存天守を持つ名城で、江戸初期の天守建築を現在まで残す貴重な城郭です。
天守・玄宮園・馬屋など見どころも多く、現存天守の中では特に人気の高い城です。
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本記事では、彦根城を訪れる前に知っておきたい見どころと注意点を、実体験をもとに解説します。
結論|彦根城はこんな人におすすめ
・初心者:★★★★★(天守・櫓・庭園がまとまって見られる)
・アクセス:★★★★☆(彦根駅からは徒歩約15分)
・所要時間:1.5~3時間
・体力:★★★☆☆(坂道・石段あり)
・混雑:★★★☆☆(桜や連休は混雑)
👉「初めての城巡りでも満足しやすい“バランス型の名城”」
ひとことで言うと
👉国宝天守でなく、櫓や庭園まで含めて“城の完成形”を体験できる城です
👉迷ったら「最初の一城におすすめ」
彦根城を訪問する前に、基本情報をまとめました。
彦根城 基本情報
| 所在地 | 滋賀県彦根市 |
| 築 城 | 1604年 |
| 天 守 | 現存天守(国宝) |
| 入 場 料 | 1000円 |
| 見学時間 | 60~90分 |
| 駐車場 | 彦根城大手前駐車場 |
彦根城アクセス:JR彦根駅から徒歩で約15分。
車の場合は大手前駐車場が便利です。
「国宝の城は難しそう」「城に詳しくないと楽しめないのでは?」
そう感じる方もいるかもしれませんが、彦根城はお城初心者でも十分に楽しめる城です。
この記事では、
初めて彦根城を訪れる方に向けて、
・彦根城がどんなお城なのか
・見学の見どころ・回り方・所要時間・注意点
を、実際に歩いた体験をもとに分かりやすく解説しています。
見学前に知っておきたい注意点
まとめ
・天守内部の階段は急で特に下りに注意
・混雑時は階段付近で動きにくくなる
・登城路は意外と体力を使い、滑りやすい箇所もある
以上のことから
● 「服装アドバイス」は
・スカートや裾の広い服は動きにくい
・両手が使える状態が望ましい
ということになります。
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彦根城の歴史|井伊家と築城の背景
彦根城は、徳川家康の命により、譜代大名である井伊家によって築かれました。
築城は関ケ原の戦い後に始まり1622年(元和8年)頃に完成しています。
井伊家は、徳川政権を支える重要な役割を担った大名家であり、彦根城はその政治的・軍事的拠点として築かれました。
明治時代に入り、廃城の危機にさらされましたが陸軍省施設として維持されたのち、保存運動により解体を免れ、現在では特別史跡・国宝天守として大切に守られています。
彦根城の見どころ【初心者におすすめポイント】
項 目 内 容
所在地(詳細) 滋賀県彦根市金亀町1-1
城の種類 平山城
国指定 国宝(天守)・特別史跡
築城主 井伊家
特徴 天守は望楼型複合天守・大名庭園(玄宮園)・ひこにゃん
国宝・彦根城天守の魅力
天守の規模は三重三階の比較的コンパクトな天守ですが、彦根城天守は意匠が派手で完成度が高いのが特徴です。
全国にある天守の中でも、最も外観がお洒落なつくりとなっているといえます。
例えば、お城の屋根で端部の飾りの部分を破風と呼びますが、彦根城ではこれが合計18箇所あります。日本最古で人気の犬山城は合計6箇所で、彦根城は3倍の装飾が屋根に施されています。
また、壁面では華やかな華頭窓を付けているところも犬山城と共通していますが、犬山城は三重目の壁に合計4つあるのに対して、彦根城は三重目に8個あるだけでなく二重目にも10個あり、合計18個も付けられています。
また、最上階に高欄(手すり)が付いてますが、犬山城が実際に外に出て廻る実用的なものであるのに対し、天守の格式を表現した見せかけのものであり、見栄えを重視した天守であることが分かります。

この天守は屋根の破風(はふ)の多彩な構成や、内部での実戦を意識した防御の構造など、見どころは尽きません。
天守の最上階からは、琵琶湖や城下町を一望でき、「城に登った実感」をしっかり味わえます。

天守までの登城路|意外と負担の大きい坂道と足元の注意
彦根城の天守へ向かう道は緩やかに見えますが、実際には平地から山上までの長い上り坂が続き、想像以上に体力を使います。
路面は土や石が混在しており、場所によっては足元が不安定に感じる箇所もあります。
特に雨天時や冬場は滑りやすくなるため、注意が必要です。

● 行動アドバイス・・・筆者が訪れた際に感じた注意点をまとめます。
・彦根城天守を含む有料エリア入場口から天守までは約50メートルの高低差があります。城内に入って天守に入るまでの道は、坂道を登り石段を歩きます。歩きやすい靴は必須ですが、体力に不安がある場合はこまめに休憩を取りながら進むと安心です。
・天守は階段が急になっています。気を付けて上り下りしないと頭を木材にぶつけたり、脱いだ靴をビニール袋に入れて持ち運ぶので、手すりが上手く掴めず転落することなどありそうなので気を付けましょう。
・彦根城天守は低いとはいえ山の上にあり、天守までは階段・坂道を登ります。城内移動については相当に歩くことになるので「思ったより体力を使う」ことを意識するべきで、私の訪問は晩秋で城内の紅葉が美しく歩き回りました。夏は暑さ対策、冬は防寒対策が必要になります。
・写真撮影で時間を取られやすいので余裕をもって行動してください。(実際私は、ひこにゃん、天秤櫓と西の丸三重櫓の内部見学のために3時間位滞在してしまい、その後の予定にあった安土城の入城許可時間に間に合わなくなったことがあります。)

天守内部|現存天守特有の急階段と下りの難しさに注意
彦根城の最大の魅力の一つは、現存の天守を実際に内部に入って見学できることです。
木造の柱や梁、昔のままの階段など写真だけでは分からない雰囲気(歴史の重み)を体感できます。

急階段はお城らしさですが・・(天守内部の急な階段と注意点)
彦根城の天守は現存天守ならではの構造を残しており、内部の階段は想像以上に急です。
一段一段の高さがあり、幅も広くないため、足の運び場に気を使う場面が続きます。
特に注意したいのが下りの動作です。
上りはまだ体勢を保ちやすいものの、下りでは手荷物があるので足元が見えにくく、バランスを崩しやすくなります。
また、観光客が多い時間帯には階段付近で人の滞留が発生しやすく、前後の人との距離が近くなることで、さらに動きにくさを感じました。

行動レベルの注意(必須)
天守の急階段は、築城当時の防御の工夫で、敵が一気に上がれないようにするためといわれています。初めて見ると驚きますが、「これが昔の城か!」と実感できるポイントでもあります。
見学の際は、必ず手すりを使い、特に下りは一段ずつ足元を確認しながら進むことをおすすめします。混雑時は無理に進まず、前の人との間隔を保つ意識も重要です。
現在の建物と異なり、手すりも低く簡素なため足元には十分注意が必要です。
・できるだけ両手が使えるように荷物は最小限に
・土足禁止のため靴をビニール袋に入れ手持ちで移動するときは、空いた手で階段手すりをしっかり持ちましょう。
・階段幅も狭いので、周囲の様子を窺いながら無理に割り込まずマナーよく使用しましょう。
・高所が苦手な方は無理をしない方がよいです。
お城ならではの構造を体感できる反面、「安全第一」(特に降段時)で見学することが大切です。


混雑時の見学|狭い動線による“動きにくさ”にも注意
彦根城は人気の高い観光地のため、休日や観光シーズンには多くの来訪者で賑わいます。
天守内部や通路は広くないため人が集中するとスムースに移動できなくなります。
特に階段付近では、立ち止まる人や写真を撮る人が増えることで、流れが滞りやすくなります。
● 行動アドバイス
混雑時は、周囲の流れを見ながら無理に進まず、足元と周囲の両方に注意を払うことが大切です。写真撮影は、人の流れを妨げない場所で行うと安心です。また、撮影時に人が写らない位置取りに意識が集中して、足元がおろそかになり躓きやすくなったりします。
石段や溝に足を取られて転倒しないよう足場の確認は常に行いましょう。
意外と小さな段差(排水溝や1~2段の段差)などバリアフリーに慣れた私たちには盲点になる箇所があります。

西の丸三重櫓や庭園・博物館に足を延ばす
彦根城は、天守以外に三重の建物が城内にあり、西の丸(天守のある本丸の隣接エリア)にある西の丸三重櫓の内部に入ることができます。戦国武将浅井長政の小谷城からの移築物とする伝承が残っていますが、現在の物は江戸時代後期に大規模に改修されているようです。建物の両面に多門櫓が付設されている大掛かりな建物です。天守以外の建物の標準的な内部の様子を見ることができます。


玄宮園や博物館に足を延ばす
時間に余裕のある方は、玄宮園・彦根城博物館に足を延ばすこともできます。国の特別史跡「彦根城跡」の区域で名勝に指定されています。
彦根城博物館もあります。旅行行程の時間配分の問題があるので、長く滞在できるかどうかで訪問するか判断されると良いと思います。
玄宮園(げんきゅうえん)の見どころ
天守の北側に広がる玄宮園は、彦根藩の大名庭園です。池泉回遊式庭園で、四季折々の景色を楽しめます。天守を借景にした庭園の景色は、彦根城ならではのもので歩き疲れた時の休憩スポットとしておすすめです。
彦根城博物館へは行くべき?
時間に余裕があれば、彦根城博物館も立ち寄りたい施設です。井伊家ゆかりの武具や美術品・能舞台などが展示されており、城の歴史理解が一段深まります。
彦根城でひこにゃんに会える時間は?
彦根城といえば、人気キャラクターひこにゃんの存在も外せません。
ひこにゃんは、
・天守前
・博物館周辺
などに決まった時間帯に登場します。
登場スケジュールは日によって変わるみたいで、訪問前に公式サイトで当日の時間を確認するのがおすすめです。「ひこにゃん出陣スケジュール」

彦根城の所要時間とおすすめの回り方
見学の目安は以下の通りです。
・天守のみ:約60分
・天守+玄宮園:約90分~2時間
・博物館も含めてじっくり:2~3時間
初めて訪れる方は、「天守」→「玄宮園」→「博物館」の順が歩きやすくおすすめです。
天守のみ見学なら入城して1時間余りあればよいですが、城内は他に見どころも多く写真撮影をしながら国名勝の「玄宮園」「博物館」まで足を延ばせば半日分くらいは時間を使います。
彦根城のアクセス方法【駅・車での行き方】
・所在地
滋賀県彦根市金亀町1-1
・アクセス
JR彦根駅から徒歩の場合
JR彦根駅から徒歩で約15分。城下町の雰囲気を感じながら歩けるため、初訪問でも迷いにくいルートです。
車で行く場合の注意点
自動車利用の場合、彦根ICから10~15分で着。周辺駐車場は4箇所有で案内板がありますが、観光シーズンや週末は混雑しやすいため、時間に余裕をもって行動しましょう。
彦根城の料金・営業時間まとめ
詳細は訪問前に公式情報をご確認ください。
・公式サイト 【公式】 国宝 彦根城
・営業時間 8:30~17:00 (最終入場は彦根城、玄宮園・彦根城博物館は16:30まで)
年中無休(天候・行事による変更を除く)
・入場料
| 大人1,000円 小中学生300円 (玄宮園を含む) |
| 彦根城博物館 大人700円 小中学生350円 |
| 玄宮園単独券大人400円 小中学生150円 |
| セット券(城・玄宮園・博物館):大人1,500円 小中学生550円 |
他の名城と比べた彦根城の特徴
彦根城は、同じ人気の高い城と比べると次のような特徴があります。
姫路城との違い
・姫路城:規模・迫力重視の“圧倒型”
・彦根城:コンパクトで回りやすい“バランス型”
👉初めての城巡りなら、彦根城の方が全体像を理解しやすい
松本城との違い
・松本城:天守の美しさに特化
・彦根城:遺構の多さと見学のしやすさ
👉「天守だけでなく城全体を楽しみたい人」は彦根城向き
松江城との違い
・松江城:現存天守の重厚さと歴史性
・彦根城:遺構の多さと見学のしやすさ
👉歩きやすさ・見やすさでは彦根城が上
結論(比較まとめ)
「迷ったら彦根城=バランス型で見どころ多く、満足度高い」
👉「迷ったら彦根城・・・失敗しにくい選択」
まとめ|彦根城は初心者にも楽しめる国宝天守


訪問まとめ
彦根城は
・国宝の現存天守
・分かりやすい動線
・ひこにゃんなど親しみやすい観光要素
を兼ね備えた、お城初心者にも非常におすすめの城です。天守・庭園・歴史遺構が揃う城は、全国的にも数少なく見応えがあります。
初めて、現存天守を訪れる人にもおすすめできる名城です。
歴史・建築・景観をバランスよく楽しめる彦根城。
迷ったら最初の一城におすすめです。


