ウカリ

唐造り

小倉城唐造天守について(2)

石垣の歪み問題は層塔型天守の創始には影響が限定的だったのではないかという考察 写真は平面的に見えるのでわかりにくいと思います。石垣隅部からの建物と石垣の接合部が曲線を描いているように写っています。しかも真ん中あたり外壁が少し、石垣がはみ出し...
マニアの独り言

お城めぐりで気を付けたいこと

写真撮影で不審者と間違われないように趣味が高じると、良い写真を撮りたくなります。「撮り鉄」という鉄道マニアの方たちがいます。ネット動画などで傍若無人に振舞う一部の彼らを見ると、城跡で写真を撮りまくる自分は大丈夫かと自省しております。城撮影は...
マニアの独り言

城郭愛好家が思う昭和の鉄筋コンクリ天守(1)

復元・復興・模擬天守の区分令和の現代では、藩政時代に建築され現存天守と呼ばれるものは12基しか残っていません。今、私たちが全国各地で観る多くの天守は昭和の高度経済成長期に建造されたものです。おおむね昭和30年から50年代あたりまででしょうか...
西海道の城

小倉城唐造天守について(1)

小倉城の概要豊前の国小倉は九州と本州をつなぐ要地にあり中世から城が築かれていたようです。戦国期からの近世城郭への歩みは戦国大名毛利氏の築城からで、高橋鑑種、毛利勝信の時代を経て整備され、現在の規模にしたのは細川忠興とされています。関ヶ原の合...
城ファンの一考察

中津城天守は実在したか(1)

私は、昭和からの城マニアです。昭和期の城郭本は発刊も少なく、中津城も元々天守が無い城として紹介されることが多かったように記憶しています。現在の模擬天守も史実にない新造天守と批判的に書かれていました。実際、今の天守があった場所には天守台は存在...